ユーモアクラブ 2009.10.29(木曜日)更新
○新型インフルは無理でも通常の予防接種は可能だ、出版健保は大勢が行列を作り関心の高さに驚いた。帰りは新宿の東郷青児美術館でベルギー王立美術館コレクション『近代絵画のあゆみ展』へ。印象派ルソー、光彩をとり入れるシスレー、ゴーギヤン。それがゴッホの点描絵画につながり、感じたものを訴える光輝主義になる歴史を音声ガイド45分が分かりやすく解説。BGMも良かった。常設展示の「ひまわり」には暫し座して鑑賞。
○今年3月同期会に出席途上、駅の階段を踏み外し大怪我をしたK君が亡くなった。入院中の検査で食道がんが見つかり胃にも転移し治療は手遅れ、自覚症状は全く無かったので(怪我で判明)を駄じゃれで返すも闘いは終った。通夜前日にご自宅へ伺う、覚悟のことゆえ「ほとんど苦しむことが無く大往生でした」に読経と合掌。
○入院中の姉を見舞いに札幌へ。脳梗塞で倒れて10ヶ月、車椅子の希望もあったが叶わず声をかけると僅かに瞼に反応と喉をゼイゼイとするのが分かる。亡母にそっくりな寝顔を撫でて(傷みすら感じとれないであろう現状)に思いは複雑だ。その夫も80歳、この間に胃を全摘出して一回りスリムに。「俺の声には応えてくれないんだよ」と寂しそう。
○市内の浄土真宗仏光寺派大光寺さんへ。実家の弟(入院中)が継ぐ寺院の将来についてご配慮を頂いているのでご挨拶に。さすがに北海道で4代続く寺院の姿は風格がある。「もし、帯広で治療が難しいことになったら札幌でも探しましょう。将来の後継者が決まるまで代務を引き受けるから」の心強いご支援を受けて有難い。
○予定を急遽変更して帯広へ。弟の病院で妻の坊守さんと「札幌への転院と後継者問題」を縷々説明する。脳梗塞の後遺症で思考回路が変化した本人には即座に理解できない話題、一度では無理な様子。本人自身は(正常だ)との意識が強いので理解させるには時間も必要だ。運命とはいえ無常。
○札幌へ戻りもう一度姉の病院へ。一昨日は夫や娘たち大勢だったので昂揚もあったろうが今日は静か、耳元でゆっくり語りかけると寝ていた瞼の奥で微かに眼が動く、閉じた瞼が遠くを想う風情に見えカメラに納めた。ちょっと早いのだが「お疲れさん」と小声で伝えた。気の重い今回の旅、バスで札幌駅へ向かう途上「次は時計台です」に下車。昨日は鳩山首相の所信表明演説日、明治の開拓以来この地で学んだ学問の維新と平成維新が重なる不思議なご縁。館内の展示品を眺めながら唯一心の和みを得た。